GearbestでPaypal決済したUMIDIGI Z2 Proを返品するまでの流れ

一応購入から網羅しますが、返品のくだりから読みたい人はここからどうぞ。

1:この金額でこのスペックか
2018/8/14にメモリ6GB、ストレージ128GB、SoCも当時としては、値段の割にはソコソコなUMIDIGI Z2 Proを見つけ、初手セールの299.99USDで購入。
決済は安心と信頼のペイパルで。

2:配送指定ミス
翌日、間違って無料配送を選んでしまっていた事に気づき、DHLに変更を依頼する。
ギアべの問い合わせフォームに入力するが、ChromeはCSSが崩壊してフォームが機能しないし、IEはオーダーIDが選べないため新しいチケットが発行できないという問題が発生。
FireFoxでは問題ないので、FFをインストールしてチケットを発行。コレは確認しなかった俺も悪いので我慢。
ギアべ側も快諾。しかもポスト後1時間程度で返信があった。かなり早い!追加の送料はペイパルに請求書を送ると言われたので、ペイパル側で確認すると確かに10ドル程度の請求が確認できた。

ただ、「もうすでに通常配送の処理にあなた分の商品をのせちゃったから、バックオーダー後に改めて出荷処理するよ」と言われた。コレもこちらが悪いので、まあしゃーない。

配送方法にどれを指定するかはぶっちゃけ好みです。速度もそうですが、万単位の商品の場合は、やっぱり1-2千円上乗せして安心できる配送方法を選んだほうが良いと僕は思います。

3:配送経過の話と梱包
9/2に届く。つまり、通常発送とおそらく同じぐらいの期間を要した形。(注文する時は発送方法を必ず指定しよう!)

追跡番号発行後は、DHLのページで確認できるのだけど、「HKのDHLで預かり」的な文言が出ても、ギアべはバッチ処理みたいに複数の貨物を一括でDHLに預けるようで、本当に空輸されるのはさらに1週間程度要しました。
場所にもよりますが、HANEDAやNARITA、NAGOYA的な文言が出てきたら、通関に問題なければそこから約3日でお手元へ。
(スマホアプリで17trackとか、TrackCheckr Mobileなどをつかうと、貨物をトラッキングできるのでオススメ。)

なお、梱包は外装はビニール袋のみ。プチプチなんてものはありません。袋を開けると即UMIDIGIロゴのパッケージが出てきます。箱潰れは特になかったので安心。

4:セットアップ、、、おや?Z2 Proの様子が…
箱や同梱物はProの名前に恥じない内容。本体も美しい外装。充電アダプタは香港仕様のため、変換アダプタがおまけでついてきます。ただ、アダプタはかなりでかいと言うか、縦に長くなるのでちょっと困る。

そしてセットアップ、ヌルヌル動くし、アプリもサクサク。この時点では★10個あげたいくらいのテンションでした。

しかし…

たくさんアプリを入れ終わり、設定もし終わった後、再起動をさせてから歯車が狂い始めます。

UMIDIGIロゴが出て、POST処理時のpwも突破。ロック画面が出ます。再起動後はPINかパターンを入れる必要がある的な内容が出たため、設定したとおり入れるも「パスワードが違います」となり、サインインできない!

あれー、間違えた?的なのりで、再度Z2 Proを再起動させるも、現象に変化なし。ちょっと焦り始めます。

5:Z2 Proのソフトウェア不良が判明
最初は自分の設定ミスを疑い、UMIDIGI Z2 Proをハードリセットし、再度セットアップを実行。

しかし、現象は再度発生し、この手順を3度繰り返すが変化がなく、UMIDIGI Z2 Pro固有の問題の可能性を視野に入れ始める。

ほどなく、UMIDIGIのフォーラム(今は当該記事は消されて閲覧不可)に、同様の症状のユーザーが世界中にたくさんいることが判明、自分もGoogle翻訳を使い、ポストする。

6:一応使い続けることにするが…さらなる不具合発生
上述5の不具合は、指紋認証を使用しなければ発生しない事がわかった。フォーラムでは、ソフトウェアのアップデートにより、改善すると公式から遅めのポストがあり、それを期待しつつ、指紋を登録せずに運用を開始。

しかし、地獄はここからだぜええぇぇ!

1週間ほど運用すると、電話の通話で、こちらの音声が聞こえないという現象が発生する。マイク付きBluetoothイヤホンでは通話できることから、本体内蔵マイクが機能していない模様。
そして、公式フォーラムでもその現象が出ている人が少なからずいる模様だった。セキュリティにバグがあり、電話も満足にできないスマホであることが露見した格好だ。

7:逃げ回る期待薄なメーカーは、こちらから切るに限る
公式フォーラムでは、5の指紋バグと、通話バグ、また他にもバグが有ったらしく、その改善がされていないことに対する意見が多数ポストされ、半炎上状態。
新バージョンが公開されても、結局現象は改善せず、UMIDIGI Z2 Proの今後は、闇に包まれる状態に。

なお、デュアルカメラだった本機は、海外のユーザーの指摘で、1つのカメラしか機能していないということもポストされ、燃料に事欠かないクソ機種へ変貌しつつあった。これはひどい。

8:さあ、返品だ!
「もう返品した」というポストが、フォーラムに上がりだし、さすがにやばいと感じたので僕もGearBestへ返品を試みることにした。前述2の配送手段変更でチケットを取る際のハードルは経験済みなので、それに従い返品用のチケットを選択し、「機器に致命的な不具合があるため、返品を希望する。詳細はフォーラムを見ればわかる」と、フォーラムのURLを記載した。

翌日返信があったが、ここで通過儀礼というか、儀式というか、返品に際してすることを指定された。

①:商品を何故返品するかの理由
②:商品の動画を撮影して、指定のメールアドレスへ添付しろ

困ったのは②である。メールっつっても、容量制限があり、どんな動画を撮ればいいかわからなかったからだ。
現象は指紋認証不可と、通話時のマイク不良のため、特にマイク不良を動画でわかりやすく撮影することは困難だった。
とりあえず、次の動画を撮影し、メールに添付できるサイズにエンコードして添付した。

撮影した動画は外箱の外装と、本体の起動状態をHuawei Mate7で撮影したものを容量削減するために、Aviutlで再エンコードした。
ここのハードルは、動画編集の知識がなければ高いなあと感じた。

編集できない人はGoogleドライブなりに動画を上げて、共有設定した上でそのURLをメールに指定すればよいだろう。これで「わかんね」とか返されたならば、「お前ら、スマホメーカーとしてどうなの?」と言い返してやればいいんじゃないかなw

9:ペイパル担当と、ストアサポートの連携はされていない?
8のメール返信後、2-3日返信がなかった。
消費者としては不安になる。そのため、Paypal側からも、予備手段として返品の問い合わせをしておくことにした。返答は即返ってきて、

「メール確認したから、この住所(深センの住所)に返品していいよ。返品したらあとは担当とやり取りしてね」

と返ってきた。Googleでその住所を調べると、すんげー雑居ビルと言うか、名古屋駅裏の、ガード下にあるような倉庫っぽい場所だった。まあ、いいよと言われたらやるしかないよね。この時の心境としては「返品時にかかった送料も負担してもらおう」だったけれど、結論から言うと、送料はこちら側負担になることは覚悟しておいてください。

その後、郵便局で梱包したZ2クソをEMSで返品手続き。送料はかなり昔の話なので、忘れてしまった、たしか2-3000円程度だったと記憶している。

その後、GearBestのチケットから「深センの住所に返品したぞ」と返信すると、

「この住所どっから手に入れたの!?」

と、話が噛み合わない、、、まじかよwww

10:返金はされたが、モヤモヤは残る
PayPal担当者とやり取りしたことを話して、やっと要領を得た感じになったが、意味のわからないことを返答されるばかりで返金されなかったため、PayPalで異議申立を実行した。

取引に納得できない場合の、最終手段である。Paypalが審査し、「こりゃあかんやろ」と裁定が下ると、小売店側はかなりの圧力がかかるという噂の手法である。当然、Paypalには例の公式フォーラムのURLも貼り付けておく。

そうすると、速攻、商品代金と行きの送料分は返金された。PayPal強い、強すぎる…。

返品時の送料について、GearBest担当にごねてみたものの、結局意味不明な理由をつけて渋るばかり&こちらもGoogle翻訳やWeblio翻訳を頼りにするばかりで、労力的にきつくなってきた。
(はじめのうちは支払うと言うニュアンスで返答しており、送料の領収書の画像も送信するように言っていたのだが、その後態度を支払わない方向へ硬化させた。)

仕方なく、返品送料は勉強料としてこの時は諦めるかという気持ちでやり取りをやめた。(返品時送料は、買い手のリスクとして受け取ったほうが良いです。色々調べてみると、返品時はいかなる理由であれ、十中八九送料はこちら持ちになるようです)

11:後日談
この記事は、2019年初頭に下書き保存していたものを、2020年明け頃に加筆しているものです。思い出したように加筆していますw。今思うと、とても懐かしいですが、スマホの勢力図が、2019年と比べ、予想以上に変化しているのは驚くばかりです。(Huaweiがぶっちぎると思っていたんですが)

この経験で学んだ教訓としては、

UMIDIGIは世界が滅亡しても買わない
・Paypal使える場合は絶対に使う
・使える問い合わせ先は全て使って、問い合わせ手段を確保する
・返品時送料はこちら負担というリスクを理解する
・返品するなら早めが良い

の5点です。

今でも安さを売りにしているUMIDIGIスマホですが、スペック的にも品質的にも、オススメすることはできません。というか絶対に買うな!Z2 Proのときは、個体により違うバグや挙動の報告もあり、まさに分の悪い博打。これ買うなら、FUJITSUのボディソープで洗えることが唯一の売りのクソスマホ買ったほうがよいでしょう。FUJITSUもおすすめしませんけどねw。

特に上述の5点のうち、「返品するなら早め」というところは重要です。
なぜならば今回、多数の被害者がいることの証拠となるUMIDIGI公式フォーラムが、返品後すぐに閉鎖、その後刷新され、過去ログ一切が吹っ飛んだからです。

意図的な証拠隠蔽ではないとは思いますが、このフォーラムの内容があると無いとでは、Paypalの裁定もどうなるかわかりません。なので、個人輸入で入手したスマホで、違和感や不具合があったら、即調べ、やばいと感じたら即返品返金処理をしたほうがよろしいでしょう。

以上、雑ながら、GearBestで個人輸入したスマホを、返品する大まかな流れでした。

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